「報酬の話をしよう」
彼は粗野であり、品性がある、不思議な男だった。
ng301
話がまとまると彼は慣れた手つきで鎧を身に付ける。
「なに、心配はいらない。怪物退治は専門でね」
ng303彼の名はピエール
彼の名はピエール。
異世界から来た戦士、魔獣を従える魔獣、真の主人公、実は勇者、
様々な異名を持つ生粋の戦士である。
ng302
トップランカーのアークスは彼についてこう語る。
「ピエール?ああ、あいつの戦い方は…
なんていうかマネできないんだ。誰にも。
強いて言うなら…キャストより機械で、ダーカーより魔物だ」
ng307
ng309ng308
”あなたにSHは無理です!戻ってください!!”
オペレーターの絶叫をよそに激突が始まる。
その剣術は、剣術というより剣を持った体術に近いものだった。
ng305ng306
ng311
いなし、避け、差し込み、離れる。
避け、爆炎に紛れ打ち込み、離れる。
ただの一度も正面から攻撃を受け止めることのないまま、
長い長い戦闘は続き、実に4時間に及んだ。
だが、真に驚くべきは、それが彼にとって予定通りの展開だったということだ。
ng310ng312
のちに彼は語った。
「私には火竜を数秒で蒸発させるような手品は使えない。
火竜の急所に刃を突き立てる千載一遇の好機は、
その言葉通り、千に一度しか訪れない。ならば千合打ち合えばいい」
彼はただ、それを実行したのだ。
ng304
彼の名はピエール。
異世界から来たという、戦士だ。
ng314

それでは今回はこの辺で。
皆様良いキャラクリライフをノシ