NGSはク〇ゲーか否か、
実は最初の1週間で確信はしていたものの、
どうにも未練があって断言できずにいました。

しかしこの度めでたく未練を断ちましたので、
そのご報告をもって、当ブログを終わることにします。
満足して辞めたと思われたらたまりませんからね。
少し長くなります。
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およそ半年前
私は割と期待をもってNGSというサナギが孵るのを待っていました。
思えばあの頃は、
今より悪くなることはないだろう
という無根拠で牧歌的な、希望的観測を持っていたように思います。

当時は期待と不安でいろんな人の採点基準が若干バグっており、
それまで厳しい眼で見ていた人も、
わずかでもマシになるなら…みたいな受け入れ態勢を取っていました。
あれが評価基準の最後の空隙だったように思います。

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そして去る6月、
サナギが割れ、中から出てきたのは
一回り小さなサナギでした。
何を言ってるかわからねーと思うが、つまりNGSはマトリョーシカサナギだったんです。

あなたはこのなんかのサナギ2が、いつか成虫になると信じますか?
私にはとても成虫になるとは思えません。

きっとコレはもうそういう生物なんですよ。
サナギが、サナギになって、いずれサナギのまま朽ちる。

ああ、いっそこの手で縊り殺してしまいたい。

m6その女、誰?
NGSとは何だったのか
どこまでもユーザーの忍耐に依存した、9年越しの未熟児です。
それまで以上に稚拙で、雑で、
単純な実力不足を隠す気もないみすぼらしいゲームでした。

もういい加減、
霞んでしまった美点にしがみつくのはやめよう。
と思うに至ったのです。

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何がいけなかったんだろう?

1.遊び方のコアが存在しない
例えばDiablo、ダクソ、仁王等であればビルドの構築を楽しむ。
warframeならフレームや武器を収集し、習熟し、戦闘の幅を広げる。
スポーツであれ将棋であれ、
およそ全てのゲームと呼ばれるものには特有の楽しみ方が存在します。
いや、存在しないといけません。
NGSにはそういった遊び方のコアが存在しません。

これはゲームデザインの初期段階から組み込むモノであって、
後付けできるようなモノではないでしょう。
”エンジンルームを設計し忘れた自動車”みたいな状態なわけです。
それはもう自動車ではなく自動車の模型です。
ゲームではなくゲームの模型です。
後からタイヤ替えてもハイオク入れても走らないモノは走りませんよ。

また、”アカウント”という概念を高齢者に説明しようとしても困難を極めるように、
”ゲームデザイン”という概念は、通じない人には絶対に通じない類のモノです。
きっとそういう人たちが作ってるんでしょう。
いちゲーマーとして呆れるばかりです。
作り手の中で誰か一人でも、このゲームの目指すところを説明できるんでしょうか?

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2.ゲームのガワを被ったジャンクデータだった
バグを皆無にすることが不可能なのはわかりますが、
バグが100個あっていい理由にはなりません。

「きっと膨大な異常が水面下で起こっていて、
たまたまそれが表面化したのが無数のバグなんだろう」
と客に思われた時点で、そのゲームに商品価値はありません。
ゲーム内で起きる全てのことが信用できなくなるからです。

内容が良いゲームでも、バグによって大きく価値を損なうケースは多々あります。
ましてや質・量ともに問題を抱えているNGSでこのバグの山とあっては…

また、NGSにはブランド力や信用・期待などの再生可能な防波堤は存在しません。
開始たった数日で、不可逆な形で全て消し飛んでしまいましたから。
つまりNGSは全てのダメージを”ライフで受ける”しかないのです。

結果として大量の引退を招き、私もその一人となりました。

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3.キャラメイクゲーとしての優位性を失った
これはもう、お好きな方ならわかるでしょう。
この分野はPSO2の独壇場というわけではありません。
単純な技術力はもちろんのこと、
センスやアイデア、プレイ環境といった部分にも後退が見られるのは本当に残念です。

ひいき目に見れば、一歩前進したかなという部分も
多少は無くはないような気がしないでも無い…かな?
でもその間に同業他社は2歩3歩と先に行っているんです。

もともとニッチな世界ですし、
そこをメインの収入源に選んだのが慧眼なのかアホなのか、
それは今をもって私にはわかりません。
まあ割と健闘したんじゃないでしょうか(適当)

キャラメイクはだいぶ楽しんだのでボロクソ言うつもりはありませんが、
もうこの分野での特別な競争力は無い、というのが率直な感想です。



残念ポイントは他にもいっぱいありますが、
私が特に気になったのは上記の3つでした。
特に1と2はそれ単体でゲームとして致命傷ですし、3は私特攻で致命傷でした。
脳、心臓、肝臓を全て刺し貫かれてようやく退き際を悟ったわけで、
私もだいぶ鈍感な部類だったかなと思います。
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ここまで批判を並べておいてなんですが、
私だって常にこんなことを考えてプレイしていたわけではありません。

ただ、あまりにも品質の低いモノに触れていると、
いろいろと澱のように溜まっていくわけで、
それがいつの間にか閾値を超えていたというわけです。
我ながら変な我慢をし過ぎましたね。

同一人物

でもやっぱ、なんていうか…
好きだったものを嫌いになっていく過程は、結構つらいものがありましたよ。
きっとアンチ・ファンダッタージはみんな同じような思いをしたんでしょうね。

私は微課金に毛が生えた程度でしたが、
それでも立つ鳥跡を濁さずとはいかず、罵声を浴びせずにはいられませんでした。
これが重課金者だったらと思うと恐ろしいですね。

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最後に
数年前、このブログを立ち上げるにあたって
「どんなに酷くてもク〇ゲーとだけは言うまい」と誓いを立てました。
その禁を破って終わりとします。

PSO2NGSは、クソゲーです。



もしかしたら全キャラの卒業写真くらい撮って更新するかもしれない。
(するとは言っていない)
それでは皆様、良い余生を( •᷄ὤ•᷅ )ノシ